心の洗濯
木曜日の朝、出張で大阪に向かい、金曜日の夜遅くに帰宅した。それ程しんどい仕事ではなかったが、なんだか精も根も尽きた感じで、もうへとへと。溜まった疲れに、持病の偏頭痛が重なり、土曜日はほど一日寝たきりだった。
その日の晩、晩御飯を食べていたら、急に温泉に入りたくなり、嫁さんにその事を打ち明けてみた。嫁さんの反応は、いまいち。どうやら、近くのスーパー銭湯に行くんだと勘違いしていた様だ。そうじゃないと言ってみたものの「生理だから無理」と一蹴。
翌日の今日、朝目が覚めると、昨日の頭痛がまだ尾を引いていた。鈍い痛みが左目の裏側から肩の付け根辺りまで残っている。しばらくすると、息子が起きてきたので、朝ご飯を作り、二人で話しをしながらご飯を食べる。
仕事が面白くないのと、色々な悩み事で、最近、また鬱気味だった。そんな事もあり、今日一日をダラダラと過ごすのが嫌になり、息子と一緒に遠くへ出かける事にした。
まったくの無計画で目的地も決まっていない。ただ、遠くに行き、温泉でゆっくりしたいという事だけは決まっていた。とにかく、一刻も早く、東京を離れ、溜まっていたもやもやを吐き出したかった。
立ち上げていたパソコンで、「関東 ドライブスポット」というキーワードで検索し、上位にヒットした「ドライブ!ぐるなび」で偶然見かけたのが「西の河原露天風呂」。大人500円、小人300円、駐車場無料が、私の心を一気にわしづかみにした。
住所をメモして車に乗り込み、ナビにセット。自宅から3時間程度の場所だ。そんなに長居しなければ、日帰りも充分可能な距離とわかり、いざ出発。荷物はバスタオルとフェイスタオルを2セット、そして息子のカバンにお菓子を少々、それだけ。
出発したのは、12時前。高速を走る事、2時間。渋川伊香保ICで降りて、下道を走る事、1時間強。15時過ぎに目的地付近に到着。窓を開けると、ほのかにかほる硫黄の香。そこは間違いなく、温泉地だった。
実は、渋川伊香保ICを降りたあたりで気づいたのだが、目的地にセットしたのは、あの有名な温泉地「草津温泉」。草津に行くつもりなんてさらさらなかったのだが、偶然にもこの場所を選んでしまったのだ。恐るべし、草津マジック。
そんな事はさておき。ネットで調べた通り、無料の駐車場に車を停め、いざ露天風呂へ。
露天風呂は、道路の脇道から舗装されていない山道を歩いて10分程のところ。まだ雪が残っている。
雨が降った為か、道はあまり良い状態ではなかったが、何とか無事露天風呂に到着。
露天風呂にカメラ(付き携帯)を持ち込む事が出来なかったので、お風呂の写真はない。
温泉コメンテーターでもないので、気の利いたコメントは言えない。ただ、素人でもわかるのは、気持ちが良いと言うこと。公衆浴場なので、安い代わりに、旅館のお風呂の様なクオリティはない。しかし、ここは草津温泉。公衆浴場だと言っても、捨てたものではない。お湯は温かく、上を見ると一面に広がる青空、周りを囲む緑の森。ロケーションは最高だ。しかも、入銭料が500円だと。
行きに3時間、帰りは渋滞に巻き込まれたので4時間近く、お風呂に入っていた時間は、正味30分程度ではあったが、息子とぶらり二人旅と阿藤海気分を味わえたと思えば、それだけで満足だ。
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